初の決勝進出を果たした両チーム。JBLでの対戦では1勝1敗。ともに厳しいディフェンスを主体とするチームだが、このファイナルという舞台でバランスのとれたオフェンス力を発揮したアイシン精機が、第3ピリオドから#4後藤、#5外山らの外角シュートや#13マッカーサー、#15ヘンダーソンらゴール下の頑張りで、最終的に60−54のスコアで初制覇を達成した。
第1ピリオド、アイシン精機は#14タッカー、#4後藤らのシュートでリードを奪うと、ボッシュのゴール下をことごとくブロック。11−4と1桁台に押さえ込むことに成功した。
第2ピリオドに入ると、この攻守のリズムがアイシン精機をさらに楽にさせ、#5外山、#4後藤らの3ポイントに#6佐藤らの積極的なディフェンスからの速攻で、3分には27−11と16点のリード。ボッシュも#6クラインシュミットのポストプレイなどで反撃するが、ゴール下になかなか入り込めず、得点に結びつかない。
第3ピリオドでようやく#14ワイスのゴール下でボッシュもオフェンスリズムをつかみかけたが、それ以上にアイシン精機のオフェンス力が爆発。#13マッカーサーの豪快なブロックショットに加え、#6佐藤のドライブイン。#5外山、#4後藤らの外角シュートで42−29と余裕のある展開となった。
最終ピリオドも終盤52−48と最後まで粘るボッシュに対し、リズムを崩すことなくアイシン精機が逃げ切った
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