ディフェンディングチャンピオン・いすゞ自動車完敗!! 準々決勝の対三菱電機戦(1/6)で親指を脱臼した、#12高橋をスタメンに欠いたいすゞ自動車のリズムは悪く、攻守ともに苦しむ。一方のボッシュは、#6クラインシュミットを中心に#14ワイスがインサイドで、#9岡村が外角で続いて先行。第1ピリオドを20-11とリード。
第2ピリオドに入ってようやくエンジンがかかったかに見えたいすゞ自動車は、司令塔の#13佐古がゲームをメイク、インサイドの#10デービスにパスをつないで、好展開。さらにベンチスタートの#12高橋を投入し、#9宮ノ越らで加点22-21と詰め寄る。ボッシュはタイムアウト後、#6クラインシュミットが1対1で攻め込み加点。しかし、いすゞ自動車は、#10デービスのカウントワンスローでついに4分過ぎ24-24と追いつく。その後、一進一退が続いたが、ゆっくりとしたオフェンスの展開から確実に得点につなげるボッシュが#14ワイスのゴール下シュート、#6クラインシュミットの3Pなどで再びリードを広げて、40-30で前半を折り返した。
第3ピリオドに入り試合後、いすゞ自動車・小浜監督が「今日は何をやっても裏目」と振り返ったように一度崩したリズムはなかなか取り戻せない。#5カルバリーがリバウンドダンクを叩き込むなど、次第にいすゞ自動車らしいプレーが見られるものの、どうも歯車がかみ合わずに、苦しい展開を強いられる。「いすゞ自動車を70点以下に抑えれば勝機が出るはず」と踏んだボッシュは、攻守においてチームプレーで応戦。
第4ピリオドに入って、3-2のゾーンディフェンスを導入するなど、ディフェンスから立て直そうとしたいすゞ自動車だったが、一度もゲームを支配することはなく、ボッシュに完敗。昨年11月に今季限りで休部を発表したボッシュは、最後の全日本選手権大会で、初の決勝進出を決めた。
|