今季リーグ戦では不調の上、対戦成績でも連敗していた東芝が、再延長戦にまでもつれ込むという大接戦を制して準決勝進出。
出足の第1ピリオドから、両チームともに慎重なゲーム展開となり18−16で終了。第2ピリオドに入ると、トヨタ自動車が粘りあるディフェンスから徹底したパッシングゲームでオフェンスのリズムをつかみ、#13オバノン#9折茂らのシュートで逆転する。東芝はゲームメーカーの#15北が第3ピリオド残り1分41秒に4反則と苦しい状況となる。東芝はこのピンチを#8節政・#4グリグスビー・#11折腹らの活躍で切り抜けると第4ピリオド残り3分に逆転、一進一退の攻防は延長戦へと流れ込んだ。
延長に入ると、ともにルーズボールへの執念からかオフェンスのリズムが狂いがちとなり、互いに決め手を欠き再延長へ。ここでひとつの分岐点が生まれた。キーマンであるトヨタ自動車折茂の5反則退場。さらにはオバノン・納谷・棟方と5本のフリースローチャンスをすべて外した。逆に東芝は#11折腹が2本とも決め、勝敗を決定づけ90−89で東芝が勝利した。
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