今季これまでのリーグ戦での両者の対戦はアイシン精機が3勝と松下電器を上回る。
出だしからレフリーのジャッジに苦しむ松下電器は、ファウルが先行して2分過ぎにはチームファウルが4つと苦しい展開。一方のアイシン精機は#4後藤の外角シュートに#13マッカーサー、#14タッカーらのリバウンド、タップシュートで加点。
中盤、松下電器は#12ブースのインサイドの攻撃を中心に立て直して残り5分までに10−9の1点差に詰め寄るが、終盤、レフリーのジャッジに対し反論した#4川地がテクニカルファウルを取られるなど、松下電器はチーム全体のストレスがたまり、オフェンスリズムが壊れ、第1Pは24−11とアイシン精機の13点リード。
松下電器は第2ピリオドに入ってオールコートのマンツーマンプレスを仕掛け、ディフェンスを変えて活路を開こうとしたがアイシン精機は突破し先行、前半52−32と20点差。
フィールドゴール51.4%のアイシン精機に対し、松下電器が39.1%と低迷、さらにリバウンド本数でアイシン精機34本、松下電器19本と15本差がつき松下電器は苦しい展開。
後半開始1分前にようやくロッカーからフロアに姿をあらわした松下電器は2−3のゾーンディフェンスでインサイドを固める。#9仲村の3Pに#12ブースのフックシュートで先行。しかし、アイシン精機は#14タッカーが軸となり3Pを#4後藤が1本、#5外山が2本決めて応戦、松下電器のディフェンスの変化にしっかりとアジャスト。
第4ピリオドに入り若手メンバーをスタートとしたアイシン精機は勢いがなくなり、2分間ノーゴール。松下電器は#12ブース、#11川面のカットインなどで74−63と11点差に詰め寄る攻防を見せたが、ベテラン勢を投入したアイシン精機はリズムを取り戻し最後は松下電器に逆転されることなく、常にリードを保ちベスト4入りを果たした。
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